2006年08月23日

遠い日の・・・その1


belle1.jpg





いや、そんなに遠い日でも無い。
自分にとっては、思い出せば胸は締め付けられ、つい最近の事のように思う事・・。


WEBを巡回していますと、色々なワンコレスキューな話が後を絶ちません。
腹立つやら、悲しいやら、情けないやら・・。
日本の動物愛護団体、そして個人で活動されている数え切れない皆さんは、水面下で、そして大々的に含めて沢山の方が、色々な思いと方向性をもって活動されています。多数のワンちゃんがレスキューされる話が最近かなり多い感じがします。(単に自分が無知なんでしょうが。)

こういった方々の活動を拝見させて頂くにつれ、最近ふと思い出した事があります。。
いや、思い出すまいとしていたのかも・・。
まずは20年前の話・・。


当時執事家では室内犬は飼っていませんでした。当時離れの家があったのですが、そこにMIX犬の「ゴン」という犬が居ました。離れの家とは、私の父の弟が住んでいて、母屋である私たちの住んでいる家では手狭で、彼がかわいそうなので離れに外飼いしていたようです。当時執事は小学生低学年でした。
ある日、近所がざわつきます。(案外狭いコミュニティー・・苦笑)
どうやら犬がどこかから脱走して来て、近所のおうちの納屋に逃げ込んだということ。
その話を聞いて、すぐに私と母親とでそのおうちに飛んでいったことを覚えています。
後から判明したことですが、推定年齢5歳のヨークシャーテリアの男の子。
怯えきり、手を出そうとすると牙をむき、完全に人間不信。体にはあちこち傷があり、血がにじんでいました。
このままだと化膿して大変なことになる。とにかくここから出そうと、半ば強引に出して家に連れ帰りました。(強引でないと彼は出てきてくれなかったんです。)
結局このまま執事家に居ることになります。彼の名前は「ベル」と呼ぶことにしました。
人間不信はずっと続き、最終的には母親にはなつきましたが、私と父親には敵対心むき出しで牙をむき続けました。
そして6歳を迎えたある日。。
ワクチンの注射のため近くの獣医氏の所に赴き、注射を施してもらいました。母親が付き添ったのですが、その時の鳴き声に違和感を覚えたと言います。


「注射をさした場所がおかしい・・キュン!!・・なんて声で鳴いた。」



その日のうちに容態は急変。今まで何の問題もなく元気だったベルは全く立ち上がれなくなり、急に寝たきり。獣医に電話すると、「そのまま放置してくれ。」と言う。
母親パニック。執事もどうなったのか事実を把握できない。
あくる日、土曜日でした。学校から執事が帰宅すると、母親、大粒の涙流して玄関で出迎え。。。




「・・・ベルが死んだ」





執事ただただ「えーーーーーーーーーーーーーーーーーexclamation&question」と叫ぶのがやっと。
あれだけ元気だったのに。。敵対心むきだしで吠えまくってたのに。。
亡骸は寝ている状態そのものでした。体はとても冷たく。ゆすっても動かない。
何度名前を呼んでも動かない。目をあけてくれない。。。


執事が生まれて初めて、「死」というものに直面した日でした。
執事が帰ってくる直前、それまで息が荒いものの寝ていたベルは、突然に痙攣を起こし、そのまま逝ってしまいました。6歳。いくら小型犬とはいえ、あまりにも早い死、そして全く納得のいかない死でした。
母親は泣きながら病院に駆け込みました。「動かない。返して欲しい。生き返らせて欲しい。」と。。
勿論そんな事叶うはずもありません。。ベルは動きません。


その日一日泣き続けました。ずっと泣いていました。


その日の夜、祖父が線香とお経をあげてくれ、家族みんなで弔いました。
そして・・・荼毘に付されました。。




何年経過しようが、執事の気持ちの中に重くのしかかる出来事です。
だからこそ、こういったレスキュー話を見るにつけ、どうしようもない怒りに苛まれるのかも知れないです。。


写真は家に来て確か数ヶ月後だったかと思います、ポラロイドで撮影したものです。
この他に父親に抱っこされている写真がありますが、残っている写真はたったの二枚です。
この若々しい元気な姿が一変するとは誰が想像したでしょう。。


明日は第二弾をお話してみようと思います。。

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ニックネーム パール姫の執事 at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去の思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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